断捨離を進める中で、「これはメルカリで売るより捨てるべき?」と迷った経験はありませんか。多くの人が、まだ使える物を手放すことにためらいを感じます。
しかし、断捨離と引き寄せの法則の関係を知ると、その考え方が変わるかもしれません。
実は、売らずに捨てるという選択が、新しいチャンスを呼び込む鍵となるのです。
世の中には、売るより捨てることで運気が上がったという断捨離の運が良くなった体験談も数多くあります。
有名なゲッターズ飯田さんも捨てることの重要性を説いており、これは空白の法則とも深く関連しています。
ただ、手放す勇気が持てなかったり、逆に断捨離が止まらない状態に不安を感じることもあるでしょう。
また、物を捨てると運気が上がるものは何か、断捨離で捨てちゃいけないものは何か、さらに60代がしてはいけない断捨離とはどのようなものか、具体的な判断基準も知りたいところです。
この記事では、断捨離において売らずに捨てるという行為が、なぜ引き寄せを加速させるのか、その理由と具体的な方法を徹底的に解説します。
この記事のポイント
- 売らずに捨てる断捨離と引き寄せの法則の関係性
- 運気を上げるための具体的な捨て方と注意点
- モノを売るか捨てるかの具体的な判断基準
- 後悔しないための断捨離で捨ててはいけない物の知識
断捨離で売らずに捨てると引き寄せが起こる理由
- ①断捨離と引き寄せの法則の基本
- ②空白の法則は売らずに捨てると加速する
- ③売るより捨てる方が運気は上がる?
- ④断捨離で運が良くなった体験談の共通点
- ⑤断捨離はメルカリで売るより捨てるべき?
①断捨離と引き寄せの法則の基本
運気アップ研究所:イメージ
断捨離と引き寄せの法則には、実は密接な関係があると言われています。
断捨離は、単に物を片付ける行為ではありません。
本来は、不要な物を「断ち」、不要な物を「捨て」、物への執着から「離れる」ことを通じて、心と空間を整えるための行動哲学です。
一方、引き寄せの法則とは、「自分の思考や感情が、それに似た現実を引き寄せる」という考え方です。
この二つがどう結びつくのでしょうか。
答えは、物理的な空間の状態が、私たちの精神状態に大きな影響を与える点にあります。
物が溢れかえり、乱雑な環境にいると、思考も混乱しがちになり、ネガティブな感情が生まれやすくなります。
このような精神状態では、良い運気やチャンスを引き寄せることは難しいでしょう。
逆に、断捨離を実践して空間をスッキリさせると、心にも余裕が生まれます。思考がクリアになり、ポジティブな気持ちを保ちやすくなるのです。
このポジティブな精神状態こそが、引き寄せの法則を働かせるための強力なエンジンとなります。
ポイントのまとめ
断捨離は、引き寄せの法則が機能しやすい「土台」を整える行為です。
空間を浄化することで心が整い、その結果として望む現実を引き寄せやすくなる、という好循環が生まれます。
言ってしまえば、散らかった部屋は「過去の執着」や「未来への不安」の象徴でもあります。
これらを手放し、「今」に集中できる環境を整えることが、新しい幸運を呼び込むための第一歩となるのです。
②空白の法則は売らずに捨てると加速する
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「空白の法則(真空の法則)」という言葉を聞いたことはありますか。
これは引き寄せの法則の一部で、「宇宙は空白を嫌うため、スペースを空けると、必ず新しいもので埋めようとする力が働く」という考え方です。
この法則を断捨離に応用すると、非常に興味深い結論が導き出せます。
物を手放して家に「空白」を作ることで、そこに新しい運気、チャンス、人間関係、そして豊かさが流れ込んでくる、というのがこの法則の核心です。
ここで重要になるのが、「売る」のではなく「捨てる(手放す)」という行為のスピード感です。
例えば、フリマアプリで売ろうとすると、どうなるでしょうか。
写真を撮り、説明文を考え、価格を設定し、購入者とやり取りをして、梱包・発送するまで、その物は家の中に留まり続けます。
場合によっては、数週間、数ヶ月も売れ残るかもしれません。
この状態は、「空白」が生まれるのを遅らせていることに他なりません。
つまり、新しいエネルギーが入ってくるのを、自分でブロックしてしまっているのです。
もちろん、高価なブランド品などを売ってお金に変えることは合理的です。
しかし、「いつか売れるかも」という気持ちで多くの物を保管し続けるのは、空白の法則の観点から見ると、流れを停滞させる原因になりかねません。
これに対して、「捨てる」または「寄付する」という行為は、一瞬でその物を自分のテリトリーから手放し、完全な「空白」を作り出します。
この潔い決断とスピーディーな行動が、空白の法則の働きを最大限に加速させるのです。
感謝の気持ちを込めて手放すことで、よりポジティブなエネルギーが生まれ、新しい幸運が舞い込むスペースが素早く確保される、と考えることができます。
③売るより捨てる方が運気は上がる?
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「売るより捨てる方が運気が上がる」という話は、スピリチュアルな観点や風水などでよく語られます。
科学的根拠を提示するのは難しいですが、この考え方にはいくつかの合理的な側面も含まれています。一体なぜ、このようなことが言われるのでしょうか。
主な理由は、前述の通り「エネルギーの停滞」を防ぐという点にあります。
風水などでは、古い物や使わない物には良くない「気」が宿ると考えられています。
特に、壊れた物や動かなくなった物は「死んだ気」を発するとされ、運気を下げる原因と見なされるのです。
売れるまで長期間保管しておく行為は、この停滞したエネルギーを自宅に留め置くことにつながります。
さらに、心理的な側面も無視できません。
時間と精神的コストの解放
物を売る作業は、想像以上に時間と精神力を消耗します。
出品作業だけでなく、「まだ売れないかな」「値下げ交渉がきた」といった雑念が常に頭の片隅にある状態は、一種のストレスです。
「捨てる」と決断すれば、その物に関する思考から完全に解放されます。
この精神的な余裕が、他のポジティブな活動に向かうエネルギーを生み出し、結果として運気が向上したと感じられる状況を引き寄せるのです。
執着からの解放
「少しでもお金になれば」という気持ちは、物への執着の表れでもあります。
その執着を手放し、「ありがとう」と感謝して潔く処分することは、精神的な成長を促し、新しい価値観を受け入れる素地を作ります。
この心の変化が、運気の流れを大きく好転させるきっかけになるのです。
もちろん、全ての物を捨てるべきというわけではありません。
しかし、「運気の流れを良くしたい」と強く願うのであれば、少額の利益にこだわらず、空間と心を素早く軽くすることを優先する選択が、結果的により大きな幸運を呼び込むかもしれません。
④断捨離で運が良くなった体験談の共通点
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世の中には、断捨離をきっかけに人生が好転したという体験談が溢れています。
恋愛、仕事、金運など、その効果は多岐にわたりますが、それらの体験談にはいくつかの興味深い共通点が見られます。
まず、最も多く語られるのが「人間関係の変化」です。
不要な物を手放すプロセスで、自分にとって本当に大切なものが見えてきます。
その結果、なんとなく続けていた表面的な付き合いや、自分に悪影響を与える人との関係を清算する勇気が湧いてくるのです。
そして、空いたスペースに、自分を成長させてくれる新しい出会いが舞い込んできます。
次に、「金運の上昇」もよく聞かれる効果です。
これは、単に不用品を売ったお金が入るということだけではありません。
断捨離を通じて自分の持ち物を把握し、無駄遣いをしなくなるため、自然とお金が貯まりやすくなります。
また、空間が整うことで仕事への集中力が高まり、パフォーマンスが向上して昇進や臨時収入につながった、というケースも少なくありません。
そしてもう一つは、「チャンスに気づきやすくなる」という点です。
体験談に見られる主な好転ポイント
- 精神的な安定
迷いがなくなり、決断力がアップする。 - 行動力の向上
探し物が減り、フットワークが軽くなる。 - 自己肯定感の向上
「自分で環境をコントロールできた」という自信がつく。
これらの体験談の根底に共通しているのは、「手放したことで、新しい流れを受け入れる準備ができた」という事実です。
物を捨てるという物理的な行為が、自己認識を深め、行動を変えるきっかけとなり、結果として「運が良くなった」と実感できる現実を引き寄せているのです。
⑤断捨離はメルカリで売るより捨てるべき?
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断捨離を進める上で最大の悩みどころが、「これをメルカリで売るか、それとも捨てるか」という問題です。
どちらが正解ということはなく、あなたの目的や価値観、そしてその物の価値によって判断が異なります。
ここでは、両者のメリットとデメリットを比較し、判断基準を明確にしてみましょう。
メルカリで売る | 捨てる(手放す) | |
---|---|---|
メリット | ・臨時収入になる ・必要とする人に譲れる ・捨てる罪悪感がない |
・すぐに空間が片付く ・時間や手間がかからない ・物への執着を断ち切れる |
デメリット | ・出品から発送まで手間がかかる ・売れるまで家に物が残る ・手数料や送料がかかる |
・収入にならない ・「もったいない」と感じやすい ・処分費用がかかる場合がある |
判断基準は「あなたの時間単価」
一つの合理的な判断基準として、「自分の時給に見合うか?」と考えてみるのがおすすめです。
例えば、あなたの時給が1,500円だとします。ある服を売るために、撮影・採寸・出品・梱包・発送で合計1時間かかったとしましょう。
もしその服が2,000円で売れたとしても、手数料10%(200円)と送料(仮に450円)を引くと、手元に残るのは1,350円です。
これはあなたの時給を下回っており、「時間対効果が低い」と判断できます。
このように考えると、「売る」という選択肢は、高価なブランド品や人気アイテムなど、明らかに手間を上回る利益が見込めるものに絞るのが賢明と言えそうです。
それ以外の物は、潔く「捨てる」または「寄付する」ことで、時間と心の平穏という、お金以上の価値を得られるかもしれません。
断捨離で売らずに捨てる引き寄せの実践方法
- ①運気が上がると言われる捨てるべき物リスト
- ②注意!断捨離で捨てちゃいけないもの
- ③ゲッターズ飯田が提唱する捨てる習慣
- ④モノを手放す勇気を持つためのヒント
- ⑤断捨離が止まらない時の注意点と対策
- ⑥60代がしてはいけない断捨離とは?
①運気が上がると言われる捨てるべき物リスト
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運気の流れを良くすることを目的とするなら、特に手放した方が良いとされるアイテムがいくつかあります。
これらは風水や古くからの言い伝えに基づくものが多いですが、空間をクリーンにするという意味でも合理的です。まずはここから手をつけてみてはいかがでしょうか。
1. 壊れたもの・動かないもの
ひび割れた食器、動かなくなった時計、壊れた家電などは、風水で「死の気」を持つとされ、運気を著しく下げると言われます。
修理して使う予定がないものは、感謝して処分しましょう。
2. 古い紙類
一年以上前の雑誌や書類、DM、古い年賀状などは、良い気を吸い取ってしまうと考えられています。
特に紙類は湿気を吸いやすく、物理的にもエネルギー的にも空間を重くします。
データ化できるものはスキャンし、不要なものは定期的に処分する習慣が大切です。
3. ヨレヨレの下着や服
肌に直接触れる布類は、その人の運気に大きく影響するとされます。
ゴムが伸びた下着や、生地がくたびれた服を着ていると、自身のエネルギーも低下しがちです。
「まだ着られる」ではなく、「それを着て気分が上がるか」を基準に判断しましょう。
4. 使っていない古い食器や調理器具
欠けた食器はもちろん、使わずにしまい込んでいるだけの食器棚の肥やしも、気の流れを停滞させます。
キッチンは金運や健康運を司る重要な場所。スッキリさせることで、良い運気が循環し始めます。
5. 玄関に置きっぱなしの古い靴
玄関は運気の入り口であり、家の顔とも言える場所です。
そこに履き古した靴や、何シーズンも前の靴が放置されていると、良い気が入ってくるのを妨げてしまいます。
基本的に玄関に出しておく靴は、一人一足までと決めるのが理想です。
これらのアイテムを手放す際は、ただゴミとして捨てるのではなく、「これまでありがとう」と心の中で感謝を伝えると、気持ちよく手放すことができます。
このポジティブな気持ちが、新しい幸運を引き寄せる力となります。
②注意!断捨離で捨てちゃいけないもの
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断捨離に勢いがつくと、あれもこれもと捨てたくなりますが、中には絶対に捨ててはいけないものも存在します。
後で「しまった!」と後悔しないために、以下のリストを必ず確認してください。
捨てる前に必ずチェックすべき重要アイテム
一度手放すと取り返しがつかないもの、再発行に多大な手間や費用がかかるものが多く含まれます。
迷ったら「保留ボックス」に入れて、一時的に保管するのも一つの方法です。
1. 重要書類・契約書関連
不動産の権利書、保険証券、年金手帳、各種契約書(ローン、賃貸など)は、法的な効力を持つ重要書類です。絶対に捨てないでください。
確定申告に関する書類(領収書など)も、法律で定められた期間(通常は7年間)は保管義務があります。
2. 思い出の品(原本)
写真や手紙、子供の作品など、二度と手に入らない思い出の品は慎重に扱いましょう。
すべてを残す必要はありませんが、「これだけは」という一軍だけを厳選して大切に保管するのがおすすめです。
デジタル化してデータを残すという方法もあります。
3. 家族の共有物・他人の物
断捨離の対象は、あくまで「自分の物」だけです。
家族が大切にしている物や共有物を、自分の判断で勝手に捨ててしまうと、深刻なトラブルに発展する可能性があります。必ず本人に確認を取りましょう。
4. 防災グッズ・備蓄品
いざという時に命を守るための防災グッズや、最低限の備蓄品を捨ててしまわないように注意が必要です。
使用期限が切れたものは買い替える必要がありますが、防災セットそのものをなくしてはいけません。
5. 資産価値のあるもの
貴金属、ブランド品、骨董品、切手コレクションなどは、自分には価値がわからなくても、専門家が見れば高額な査定が付く場合があります。
捨てる前に一度、専門の買取業者などに査定を依頼することを強く推奨します。
③ゲッターズ飯田が提唱する捨てる習慣
多くのメディアで活躍する占い師のゲッターズ飯田さんは、運気を上げるためには掃除や片付け、特に「捨てる」ことが非常に重要だと一貫して説いています。
彼の提唱する開運習慣は、誰でもすぐに実践できる具体的なものばかりです。
その中でも特に有名なのが、「玄関の靴は一人一足まで」というルールです。
前述の通り、玄関はすべての運気が入ってくる場所。
ここが散らかっていると、良い運気も入ってこれません。
たたきに出しておく靴を最小限にし、残りは靴箱にしまうだけで、玄関の「気」は劇的に改善されると言います。
また、「床に物を置かない」ことも繰り返し強調されています。
床は気の通り道であり、ここに物が置かれていると、運気の流れが滞ってしまうからです。床が見える面積が広くなるほど、運気もスムーズに循環し、部屋全体が明るいエネルギーに満たされます。
ゲッターズ飯田さんによれば、「運がいい人」の家は例外なく片付いているそうです。
これは、片付いた環境が幸運を呼び込む体質を作るから、と考えることができます。
まず形から入ることで、意識や行動が変わり、結果として運が向いてくるのです。
新しい物を買ったら、古い物を一つ手放すという「ワンイン・ワンアウト」の法則も、彼が推奨する習慣の一つです。
これを徹底するだけで、物は増えなくなり、常に自分にとって最適な物に囲まれた状態をキープできます。
これらのシンプルな習慣を生活に取り入れることが、幸運を引き寄せるための確実な一歩となります。
④モノを手放す勇気を持つためのヒント
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「捨てた方が良いのは分かっているけど、どうしても手放せない…」多くの人が、この心理的な壁にぶつかります。
もったいない、まだ使える、高かったのに、といった感情が、私たちの決断を鈍らせます。
しかし、少し考え方を変えるだけで、その壁を乗り越える「勇気」を持つことができます。
1. 「今の自分」を主語にする
物が捨てられない原因の多くは、意識が「過去」や「未来」に向いているからです。
「高かったのに(過去)」「いつか使うかも(未来)」といった思考です。
ここで、主語を「今の自分」に切り替えてみましょう。
「今の自分は、これを本当に必要としているか?」「今の自分が、これを着てワクワクするか?」と問いかけるのです。
答えが「ノー」であれば、それは手放すサインです。
2. 「捨てる」以外の選択肢を考える
「捨てる」という言葉に罪悪感を感じるなら、「次のステージへ送り出す」と考えてみてはいかがでしょうか。
寄付、リサイクル、知人に譲るなど、その物が別の場所で再び活躍できる道を探すのです。
ゴミとして処分するわけではないと思えれば、心の負担は大きく軽減されます。
3. 「保留ボックス」を活用する
どうしても判断に迷う物は、無理にすぐに決断する必要はありません。
「保留ボックス」という箱を用意し、そこに一旦入れてみましょう。
そして、「1ヶ月後に一度も見向きもしなかったら手放す」というように、自分だけのルールを設定します。
このワンクッションを置くことで、冷静な判断がしやすくなります。
最終的に、断捨離は「捨てる練習」ではなく、「選ぶ練習」です。
自分にとって本当に価値のあるものを選ぶ訓練を積むことで、物だけでなく、情報や人間関係においても、より良い選択ができるようになっていきます。
小さな成功体験を積み重ねることが、大きな勇気につながるのです。
⑤断捨離が止まらない時の注意点と対策
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断捨離には、爽快感や達成感といったポジティブな側面がありますが、その一方で、やりすぎてしまう「断捨離依存」や「捨てすぎ症候群」に陥るリスクも指摘されています。
気持ちよく生活するための片付けが、逆にストレスや後悔の原因になっては本末転倒です。
断捨離が止まらなくなると、以下のような状態になることがあります。
- 必要なものまで捨ててしまい、後で買い直すことになる。
- 家族のものを勝手に捨ててしまい、人間関係が悪化する。
- 常に「何か捨てるものはないか」と探し回り、精神的に落ち着かなくなる。
- 物がなさすぎて、生活に不便を感じるようになる。
このような状態に陥らないためには、適切なブレーキが必要です。
もし「ちょっとやりすぎかも」と感じたら、以下の対策を試してみてください。
断捨離をクールダウンさせるための対策
- 1. 一旦、物理的に中断する
最低でも1週間は、意識的に「捨てる」活動から離れてみましょう。その間に、今の生活で本当に不便がないか、冷静に客観視する時間を持つことが重要です。
- 2. 「買う」楽しみを思い出す
捨てることばかりに意識が向いている時は、逆に「本当に気に入ったものを一つだけ買う」という体験をしてみるのも有効です。自分にとっての「適量」や「心地よいバランス」を再確認するきっかけになります。
- 3. 専門家に相談する
もし、自分の意思で「捨てたい衝動」をコントロールできないと感じる場合は、心理カウンセラーや専門の医療機関に相談することも一つの選択肢です。背景に、他の心理的な問題が隠れている可能性もあります。
断捨離の最終目標は、物が全くない空間を作ることではなく、自分がお気に入りのものだけに囲まれた快適な空間で暮らすことです。
行き過ぎた断捨離は、本来の目的から逸れてしまう危険性があることを、常に心に留めておきましょう。
⑥60代がしてはいけない断捨離とは?
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60代からの断捨離は、終活の一環として、また、これからの人生をより快適に過ごすために非常に有意義です。
しかし、若い世代の断捨離とは少し異なる、特有の注意点が存在します。
後悔しないために、「してはいけない断捨離」のポイントを理解しておきましょう。
1. 一気にすべてを片付けようとしない
長年かけて蓄積された物を、短期間で一気に片付けようとすると、体力的に大きな負担がかかるだけでなく、精神的にも疲弊してしまいます。
また、焦って判断を誤り、大切なものまで捨ててしまうリスクも高まります。
「今日はこの引き出しだけ」というように、小さな範囲で、ゆっくり段階的に進めることが成功の鍵です。
2. 資産価値の確認をせずに処分する
自分にとっては不用品でも、実は骨董品や美術品、貴金属など、思わぬ資産価値が隠れている場合があります。
特に、親から受け継いだものなどは、価値がわからないまま処分してしまうと、大きな損失につながりかねません。
捨てる前に、一度は専門の鑑定士や買取業者に見てもらうことを強くお勧めします。
3. 思い出の品をすべて捨ててしまう
「終活だから」と、思い出の写真をすべて処分したり、趣味のコレクションをすべて手放したりすると、後になって大きな喪失感や後悔に襲われることがあります。
物は減らしても、心の支えとなる大切な思い出は、無理に手放す必要はありません。
お気に入りのアルバム一冊分だけ残すなど、自分なりの基準で厳選しましょう。
4. 家族への相談なしに共有物を処分する
これはどの世代にも言えることですが、特に長年連れ添った配偶者や、同居する家族がいる場合は、コミュニケーションが不可欠です。
リビングの置物や客用の布団など、自分は不要だと思っても、家族にとっては必要なものである可能性があります。
必ず事前に相談し、同意を得てから手をつけるようにしてください。
60代からの断捨離は、「捨てる」ことだけが目的ではありません。
これからの人生で何が本当に大切かを見極め、より豊かに生きるための準備期間と捉えることが大切です。
まとめ:断捨離で売らずに捨てると引き寄せは加速する
記事のポイントをまとめます。
- 断捨離は単なる片付けではなく心と空間を整える行動哲学
- 引き寄せの法則はポジティブな精神状態が良い現実を呼び込む考え方
- 物理的な空間の整理が心の余裕を生み引き寄せの土台を作る
- 空白の法則ではスペースを空けると新しいものが流れ込んでくる
- 物を売る行為は空白が生まれるのを遅らせる可能性がある
- 潔く捨てる(手放す)行為は空白の法則の働きを加速させる
- 売るより捨てる方が運気が上がるとされるのはエネルギーの停滞を防ぐため
- 物を売る手間や精神的コストから解放されると運気が好転しやすい
- 断捨離体験談では人間関係の変化や金運上昇が共通して語られる
- 判断基準として自分の時間単価に見合うかで売るか捨てるか決める
- 運気を上げるには壊れたものや古い紙類から手放すのが効果的
- 重要書類や思い出の品など絶対に捨ててはいけないものもある
- 断捨離が止まらない時は一旦中断するなどクールダウンが必要
- 60代の断捨離は一気にやらず家族と相談しながら進めることが重要
- 最終的に自分のお気に入りに囲まれた快適な空間を目指すことが目的
最後までお読み頂きありがとうございます♪